2015-12-12 画を作っているわけではない。 富岡多恵子さんの『写真の時代』と、大竹昭子さんの『彼らが写真を手にした切実さを』は読んでて気持ちがよい。痒い所に手がとどくからである。写真を撮るのは、現実と自分との間に留まらない「何か」があるからで、それは、いつまでも終わらない。どんなふうに写っているのかという、ただそれだけが理由である。職業としての憧れでも芸術性でもない。写真は写真、だけど写真って何?ということだと思う。だから、誤解しないで欲しい、それが自分の願いである。世の中に、好きな写真はたくさん在るけど、嫌いな写真もたくさん在る。