日な日な余波ははなやか歩く

週1~2回くらいのペースで、ここで写真展をやってます。「繰り返し」と「凡庸」は写真と人生の本質です。

お寂し感。

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寂しい人というのは、寂しいのが好きな人でもある。

人といる時間より、寂しさを優先しているのだ。

それを譲ってしまったら自分が自分ではなくなってしまう、その居心地の悪さ。

耐えられない。

 

おさびし山、というのは『ムーミン』の中に出てきた場所だったか。

注目なのは「スナフキン」。誰の心の中にも居るような憧れの人。

孤独を愛する旅人。

ただしスナフキンは孤独が全ての人ではない。

暖かい季節はムーミン谷の人たちとも仲良く過ごす。

そのことを忘れてはいけない。

 

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究極、一人でものを作る人は孤独な人。

そこには日常で説明のつかない何かを抱えているのだろう。

それがなければ、事は始まらないし、続かない。

 

上の写真は昔から足を運んできた公園のある「部分」を撮ったもの。

この前の日曜の朝に見つけた。

なぜだか知らないが、僕はこの写真はうまく撮れていると思うのだ。

これは僕の中の「独り」が、そうさせたもの。 

言わば、お寂し感である。

 ただしそのお寂し感も、時には光が差したりもするのだ。

 

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