日な日な余波ははなやか歩く

週1~2回くらいのペースで、ここで写真展をやってます。「繰り返し」と「凡庸」は写真と人生の本質です。

傘が邪魔。

 

 

 

 

 

 

 予報では夜明けの時間は雨で、ならば雨の風景を撮ってやろうと大きめの傘を持って出ると、まったく雨は降る気配がない。 そのまんま、最後まで一滴の雨も降ることはなく、曇天の夜明けの街を撮ることになった。

 

 以前にも雨の中を目的地に向かって歩き出すと、すぐに雨は止み、傘を置きに帰るタイミングを失ったまま、家からなりゆきで九条山を経て将軍塚まで、傘を持ったまま歩いたことがあった。 

 三脚をつけたカメラと大きめの傘を持って山頂への坂道を登る。 楽なはずはない。連れがいれば絶対に賛同してくれないだろう。 故に僕は独りでいつも行動する。 

 そんな感じで何か思いついてしまうと却下することができなくなる。 いつも寄り道に寄り道を重ねる。 そうやって身体が疲れることで、ひとまず撮影作業を締めくくることになる。

 

 

 このところ自分の頭の中は、 BSのドキュメントで見た大竹伸朗氏の作品を制作する姿に打ちのめされ続け、 また本棚から取り出すつげ義春氏の漫画の中に現れる「何か」に何度となく目を見開き、 そしていつも脳裏に浮かぶジミ・ヘンドリクスの演奏する姿に憧れる。 録画してた小泉今日子TOUR 2022 KKPPも、昨日見てとても良かったし、 今やっている京都でのブライアン・イーノも見にいかなくっちゃだし、 やりたいことだらけ。

 

 今のように、見たい、聴きたい、読みたいと思えるものがある時は、幸せな時。 逆に刺激がなくて飽き飽きしている時は、何をやっても本当につまらない。 

 

 今朝は7,839歩歩いて、 313カットを撮影。