日な日な余波ははなやか歩く

週1~2回くらいのペースで、ここで写真展をやってます。「繰り返し」と「凡庸」は写真と人生の本質です。

瞬間の欲望と、現実の残骸としての自分。

 

 

 休みの前夜に祇園祭歩行者天国に集まった人たちを撮ってしまうと、その後の連休二日間は惰性に陥る。 ピークはすでに通り過ぎてしまった後に何がやってくるのか。 

 

 昨日、7/15(土)の夜明け前、午前3時過ぎに家を出て、河原町通りを下がり、四条通りまで歩く。 空が青くなり始めた頃から撮り始め、やがて鉾が立ち並ぶ通りを歩いたりしながら、いつも通りの撮影をする。 家で上がりを見てみると、それほど悪くない。 しかし疲れた。 足が棒。

 

 

 

 


 その夜、もう一度ホコ天に出向いて人を撮るのもアリだったけど、それはやめにして、早めに寝る。  気絶状態。 起きてられない。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 いやー、どうなのよ。 自分の体。 明日また、頑張ろうよ。

 

 自分が望むのは「穏やかで充実した時間」と言葉にすれば、そこには素敵な何かもありそうに思うが、実際は瞬間瞬間を持て余し、夏の暑さにおろおろするような有り様。 何やってもしんどい。 かと言って、家に引きこもるのもつまらない。 お金の状態もままならないし。

 

 外を歩いて、ふと学生の時の京都で迎えた初めての夏の記憶が蘇る。 その時住んでいたアパートは今も残っている。 現住所の近所に。 そこには風呂もエアコンも無かった。 それが当たり前の時代だった。  

 

 

 

 

 

 

 

 日頃、お世話になっている VOICE GALLERY の展覧会に、私の作品も展示されています。 暑い最中ですが、よろしければご高覧ください。