日な日な余波ははなやか歩く

週1~2回くらいのペースで、ここで写真展をやってます。「繰り返し」と「凡庸」は写真と人生の本質です。

おにぎりの海苔は、パリッとしていないといけないのか?

 

 今朝は、コンビニのおにぎりのビニールを剥くやつではなく、2個のパック入りの、米に海苔がくっついた方を電車で食べたら、これが旨かった。

 海苔の味がおにぎりに移って、しっとりしてる。 明け方の空腹に染みる、そのおにぎりの何とも言えない深い味わい。 海苔がパリパリしているのがスタンダードだなんて誰が決めた。 おにぎりQか? 

 記憶や経験によって、好みの味の基準は人それぞれだ。 自らまでを順位に当てはめるのはやめにしよう。 気づかない間に好きだったものまで、別の何かにすり替わってしまっているかもしれない。

 大袈裟か。

 

 

 細野晴臣と中沢新一のラジオでは、昭和の話。 島倉千代子の『からたち日記』は、情報ではない。 良かったら聞いてみて。 

 このラジオを聞いてから自分の頭の中が昭和を求めている。 

 今朝は家を出る前に本棚から、雑誌『写楽』を引っ張り出してパラパラと眺める。

 80年代最初ぐらいに出たやつか、ブラッサイドアノーが喋っているのが載っている。 写真史の人物が80年代にはまだ存命だったらしい。 80年代も遠くになって当然だ。 でも僕の頭の感覚では、80年代はいっこうに古びないのだ。 でもまあ、『写楽』の誌面を見ると古びていたけど。 あと、ジョンとヨーコも出てた。 篠山紀信が写。

 

 

 

 

 

 

 

 今朝は、USJ を外側から眺める。 夢の街。 遠くからジョン・ウィリアムズが作った音楽が流れてきて、ジェットコースターのガタゴトとお客の歓声。 その気がなくても高揚する。 ジョンも USJ も、たくさんのお金が儲かるんだろうななどと考える。 

 

 USJには、2度ほど行ったことがある。 10年近く経つかもしれない。 今朝のように、夢の街を外側から眺めたのは初めて。

 とは言え、曇天ではあんまりいい写真が撮れるわけもなく、後ろ髪を引かれながらも通り過ぎる。 やはりこの場合は、爽快な日和の方が良いかもしれない。