日な日な余波ははなやか歩く

週1~2回くらいのペースで、ここで写真展をやってます。「繰り返し」と「凡庸」は写真と人生の本質です。

紙と鉛筆。


長年、書店やアマゾンであえて素通りしてきたスティーブン・ショアの代表写真集『Uncommon Places』を購入した。
動画で見てみると、頭の中にあった印象よりも繊細に見えたからだ。
ありのままに写っている・・・・写真なのに興味を持てるのは、当たり前の日常の不思議さがあるから。
そして目に映る風景の肌触りが良いからでもある。
日頃、特異な写真や美術作品を見ていると、一瞬この感覚が退屈に思えるだろう。
だけど、特異なものは飽きる、簡単に。結局、見ていないということでもあるし、写真を偏ったものでしか見れないかもしれない。
必要な道具は、紙と鉛筆。その感覚だけは消すことができない。