日な日な余波ははなやか歩く

週1~2回くらいのペースで、ここで写真展をやってます。「繰り返し」と「凡庸」は写真と人生の本質です。

降っても晴れても、その14。 

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その人の個性というものは、その時代、その場所、その環境で、形作られる。

あとはどうなるのかは人それぞれだが、いずれにせよあんまり無理しない方がいいように思う。

水木しげるの著作に『人生をいじくり回してはいけない』というのがある。

読んだことないが、このタイトルには惹かれる。若いときには感じられないものっていうのはやっぱりあるものだ。

僕などは「人の世」に片足突っ込んではいるが、どっぷり浸るのはどっか違うと思っているような人間だ。最近になって、それに気がついた。

やはり生まれ育った環境は大きい。皮膚感覚として、そういうのがある。

 

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そして他人が怖いという感覚、それは心の奥にずっとある。それが劣等感を生んでいる。

これまでずっと悩まされてきたし、これからも変わらないだろう。ずいぶんなのか、いくらかなのかわからないが、緩和されてきているとは思うが。

 

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思ってもないことを無理にやろうとすると、不自然でみっともないことになる。

自然の事物には言葉がない。人はあるがままに受け入れるしかない。

僕が現在やっている写真は、そういうことだ。