日な日な余波ははなやか歩く

週1~2回くらいのペースで、ここで写真展をやってます。「繰り返し」と「凡庸」は写真と人生の本質です。

里帰り、その1。

日曜日からの三日間、久しぶりに家族そろって、田舎に帰った。

田舎で写真を撮る。

 

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今の実家は生家ではなくて。

生家は今の実家のある村より、二つ奥の村にあった。

この三日間は、その村で撮影をする事にした。

今の自分には、他所を撮っても意味が無い気がした。

 

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生まれ育った家は、今はもう無い。

中・高生の時に家に居るほとんどの時間を過ごした部屋があった車庫だけが、今も残っている。でも、立ち寄ることはしなかった。

時間が止まった部屋を見るのは、なんとなく怖くもある。

 

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夜明け前、神社に立ち寄り、しばらく鳥居の下で時間を潰した。

三十数年ぶりの挨拶をしようと思った。

ただ、真っ暗闇の中、石段を登ることはできなかった。

神社という場所は神聖な場所だけに怖いと聞くから。近くの河原で写真を撮って明るくなってから、石段を登って社殿の前に立った。

懐かしくて、とても落ち着いた気分。

 

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