さらに細く見てみようと、今朝も「新世界」界隈と「西成区」に出かける。
「新世界」もそうだが、それにも増して「西成区」で写真を撮るのは、さらにそれなりの緊張を必要とする。
歩きだすと、先日歩いた「動物園前一番街」に再会。 ああ、ここはすでに西成区だったのかと納得する。 その奥の「2番街」はとくに雰囲気が違った。 昭和の匂いがする風景。 晴れた夏の朝でも、そこはかとなく緊張感を感じさせる。
そんなこともあって、今朝も道半ばで横道にそれて、そこから「新世界」へと歩先を向けることにした。
今日撮った枚数は、441カット。 あまりに暑くて寄り道の撮影もなく、すぐに最寄りの駅から電車を乗り継いで京都に帰ってきてしまった。
しかし、こうして写真を家に持ち帰って眺めてみると、「街」を記録するということは、やはり価値あることなんだなと感じることが出来た。
京都を撮っている時には、こんな感触を得ることはなかった。 県境を超えて、やはりこれは観光写真ではないと思える。 昔からアジェのパリにもあるように写真の王道ではあるのだが、個々人の人間性によって、掴み取る結果は異なってくる。
今回のupした写真は「西成」で撮ったものだけで、この後撮った「新世界」界隈の写真は後日にupします。 そして、今後も撮影を繰り返します。