コンセプトから始まったわけではないから、現代美術とは異なるものなのか?
身近なもの、眼にうつる不確かな日常、時間の重なり、または抜け落ちたりする記憶。
写真の編集は、見えたものを写したというプリントが実際在りながら、
そこに写る「見えないながらも写った何か」を模索する。
世界をどう把握するのか?
漠然とした興味や絶望的なこと。
そんな大袈裟なものではないにしても、自分に見えてるものは、いったい何なのだろう。
撮りたいという欲から生まれるだけの、作品写真なんて用はない。
でも、好きから始まったことなのは確かなこと。
そもそも、写真とは何で、果たして写真の価値はどこから生まれるのだろう?
それを模索するという行為、そのくり返しというわけで自分自身も永らえてきたらしい。
曖昧なものだけに、ホント、むずかしい。
From Here to There: Alec Soth's America
- 作者: Geoff Dyer,Alec Soth,Siri Engberg
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