日な日な余波ははなやか歩く

週1~2回くらいのペースで、ここで写真展をやってます。「繰り返し」と「凡庸」は写真と人生の本質です。

untitled. 2/9

ちょっと出かけよう、で着替え終わって振り向くと
午後の光。

うちの家の中の僕のつくった一室が、濃密なのか散漫なのか、
ぼんやりと光って見えた。
自分にしか見えないことかもしれないが、
そういう時間は、心地いい。

その心地よさだけで、はたして写真になるのか、
何となくの安易で身勝手な気分の時は、デジタルカメラを持ち出す。

それはともかく。
天国と地獄はいつも隣りあわせで、自分の部屋などは、
好きと嫌いが交互に入り交じる。

瞬間の幸福は、次の地獄に転じたりして、
それもまた、自分にとって確かな何かを求めることの裏返しにつながる。





好きなものを求めて、そしてそれに囲まれて、つくりあげ。
ヘンリー・ダーガーみたいに、それはそれで、やるべきことがある。そしてその上での達成感。

そういうもの抜きに、成功だ、失敗だなんて、語りたくないし、語られたくもない。

そういうのだけには、なりたくない。