日な日な余波ははなやか歩く

週1~2回くらいのペースで、ここで写真展をやってます。「繰り返し」と「凡庸」は写真と人生の本質です。

試し焼き!!!









「どう写ってるのか?」 それを確かめるのが写真を撮る醍醐味。
上がりの善し悪しは、プリントしなければ判らない。理屈ではないから。

注文した95枚のプリントを見ていく。

1度めは「写ってない」とガッカリして、2度めは落ち着いて、思い直す。
いつも、そんな感じだ。それも慣れ。
たぶん自分自身が、その写真の「写り」に沿うのに時間がかかるからだと思う。

とりあえず、全体の3割くらいが残る。
8割や9割なんて、あり得ない。それで正しい。そう思うに至った。

文句なしに、いい写真・・・・自分にとってだが。それは1枚あるかないか。

で、今回は、あったと思う。ちなみに、上の写真ではない。
過去にupした『答えられない』という回で、撮ったと書いた写真がこれ。

何の目的に、何を撮ろう撮ろうとしたのか、探りながら撮った、結果の判らない写真。
自分のやりたいことは、そんなこと。
少しは伝わるだろうか?

出来るだけ、独立したものとして、その1枚の写真の善し悪しを見分ける。
撮った時のエピソードなどは、切り捨てる。
ただただ、「物」としての「1枚」を見て判別する。

出そろったものを眺めて、
さて、ここまでがこうで、これからがどうなるのだろうか?
どうすれば、らしきその何かに出来上がるのだろうか?

偶然と必然を、辛抱して待ち続けるもの、自分にとっての写真は、そういうものと思っている。