日な日な余波ははなやか歩く

週1~2回くらいのペースで、ここで写真展をやってます。「繰り返し」と「凡庸」は写真と人生の本質です。

若松孝二『寝盗られ宗介』を見る。

 

 

 

 

 

 

 

 午後、家に帰ってから途中まで見てた若松孝二監督『寝盗られ宗介』を最後まで観る。 よかった。 

 

 原田芳雄が、芸達者で爽快な人柄の、一座の座長役をやってて、見てて気持ちよい。 とりわけ『愛の讃歌』を舞台で歌うシーンはグッときた。 つかこうへいの原作・脚本作品。  

 先日放送されたWOWOW若松孝二特集で、すでに見た『エンドレスワルツ 』に続いての1本。 後もう一つが『われに撃つ用意あり』。 これも録画してあるが、僕にはまったく見る前の知識なし。 そういう出会い方が好き。 万が一、ネタバレしたところで、そんなのも気にしない。

 

 

 偶然、ピンク映画のドキュメンタリーで見た「映画は悩んで作るもんじゃない」と話す若松孝二。 ホエ〜だ。 これぞ、骨太というやつか。 

 

 検索すると、たくさんの映画を作っている。 

『水のないプール』レンタルビデオ時代に見てはいるが、その他に僕は何の作品も見ていないことがわかった。 予備知識で、ジム・オルークが、若松孝二の作品を好んで見て評論しているらしい。 そんな、どうでもいい知識はあっても、作品を見ていないのでは話にならない。 

 

 とは言え、今後、若松作品を見る機会はあるのか。 TVで放送される以外に僕が映画を見るタイミングというのは、なかなか無い。 そのTVも作品の内容が内容らしいから、望みは薄いだろう。 じゃあ、自主的に見ればと言われそうだが・・・・映画を見るって、結構骨が折れる。 娯楽感覚っていうのも、僕の中には消え失せた。 今さら感化されるというのも手遅れだし。 他所さんのことは他所さんで、が望ましい。 などと、タラタラ言い訳を書く。  

 

 とりあえず、僕が見た作品だけのことで言えば、若松作品は画面が良い。 僕は、画が悪い作品は見る気が失せてしまう。 邦画でもそういうのが昔は結構あった。 

 戦後の人たちが頑張って作り上げた作品の質を、なぜか一部受け継がれることがなかった、邦画の「斜陽時代」。 子供の頃、日本の映画を見るのは怖かった。 あれは何んだったんだろうと思う。

 

 

 

 

 ちなみに写真は、今日の午後撮ったものです。 今日は合計21,874歩を歩く。 無理に歩いたから疲れた。 帰ってから昼寝する。 目が覚めてからは、しばらくホントにボーッとしてる。

 

 そんなとこで、休みはおしまい。