日な日な余波ははなやか歩く

週1~2回くらいのペースで、ここで写真展をやってます。「繰り返し」と「凡庸」は写真と人生の本質です。

砂糖に包まれている。

 日曜休日。 午前6時過ぎに大阪淀屋橋駅から歩き始める。 ちょうど、夜が明ける真っ最中。

 

 光の具合が今朝はいい。 昨日はイマイチだった。 と、言いながら昨日はどんなのを撮ったのか、パッと思い出せない。 昨日を引きずるのは良くない。

 

 

 今朝はゆっくり時間をかけて、たくさん撮った。 26,192歩を歩き、494カット。 色がいいと、気分が違う。 

 などと調子が良いみたいに書いてはいるが、迷ったまんまで家を出てきた。 どこに向かって撮ればいいのか判らない。 出かけない方がいいかも、とも思った。

 

 

 いつもと違う道を歩き、今朝もまた心斎橋に向かって歩き、なんばと行ったりきたりする。 自分の中で「戎橋」は一つの中心になっている。 だから行くたびに同じ風景を撮っているのだけど、なかなかよい感じには写らない。 有名な街の観光写真の域を出ない。

 今朝はまだマシに撮れた。

 


 

 

 録画してたジョン・レノンのTVを観てたら、「『イマジン』は砂糖に包まれているから、世界中のどんな立場の人にも受け入れてもらえるんだ」と彼が話していた。

 その「砂糖に包まれている」という表現に、なるほどと感心する。 砂糖に包まれているって、どういうこと? これはこれからの宿題である。

 

 とりあえず今日の撮影はまずまずの内容で、何だか京都に帰るのが面倒になってしまった。 いっそ寝袋を持って、ヨゼフ・クーデルカみたいな写真家生活を送ろうか、などと妄想したりした。 でも、これからの季節は寒くて眠れないぞ。