日な日な余波ははなやか歩く

週1~2回くらいのペースで、ここで写真展をやってます。「繰り返し」と「凡庸」は写真と人生の本質です。

2020-01-01から1年間の記事一覧

自分がいちばん判らない。

どんな光が当たっているかで、色の見え方は変わる。 赤っぽいのか。青っぽいのか。 人も同じ。 自分という人間がいちばん判らない。 だけど、いちばん知ってもいる。

見えたが、ある時。ない時。

近所の風景をくり返し撮るというのは、 同じ場所でもその時によって違った風景に見えるからである。 そこに在る物は何にも変わらない。だけど何かが違って見える。 その見えるという瞬間が、たまらなく面白い。 ほとんど、病気。

時間を写す。

ちょっとそこまでの散歩のつもりが、青い空に浮かぶ白い雲を目にすると素通りできなくなり、それを撮ったら、続けて撮りだして、中途半端には帰れなくなり、結局二時間ほど撮って回ることになった。 なんとなく今日は撮りたくない気分だっただけに、気分を変…

長浜、琵琶湖。その3

余計なことは考えなかった。「見えた」と思うことがたくさんあった。 「青い光」が、自分の撮りたいもの。

長浜、琵琶湖。その2

家族と一緒に旅行や帰省して、自由な行動ができる時間、それが早朝の撮影を始めるきっかけになった。車で田舎に帰れば、地元の知らなかった場所も事細かに見ることができる。 名所旧跡が目的でない自分にとって、何でもない風景の中に潜む何かを見つけるには…

長浜、琵琶湖。

帰省の際の撮影は、山に向かわず、街に向かった。 何となく、山には行きたくなかった。迷いに迷った。 レンタカーをあちこちに乗り回した。

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題材。

さっき、「何を言うかよりも」と書いたけど、何を言うのかも、ちゃんとしてないといけない。それは確かだ。 何をどう表しているのか、それを探るのも楽しい。 例えば、つげ義春や鈴木清順なんか。 「何を」がわからなくても、無性に魅かれる。

どうやって。

ネタバレということを問題にはしない。問題は、語り口。 噛めば噛むほど味わいが生まれる、そういうのが好みだ。 その文章が何を言っているのかよりも、どう書いてあるかでそれを楽しむ。 その他、表現ならば何でも、そう思う。 それは娯楽だけど、単なる娯…

メシ喰うな。

『メシ喰うな』という歌が、時々頭の中で流れる。 目が覚めた今も、気づけば流れていた。 『メシ喰うな』という歌は、INUというバンドの、町田町蔵の、今は町田康という人の作詞作曲の、1981年の音楽。 それが意味もなく、時々、頭の中に流れる。

・・・写真を撮る。

夜中二時すぎに目を覚まし、しばらく布団で じっとしてたけど、三時すぎに起きてしまった。 ヘッドフォンをしてTVを見る。気がつけばドキュメンタリーばかり見て、朝になった。 頭が整理できていないままなので、朝食の後何から始めてれば良いのか。 とりあ…

untitled 9/12

無意味な意味。

コロナウィルスと台風10号の日曜日。 部屋で退屈すると、稲川淳二の怪談話を聞くのが習慣になっている。 この方の話は、人生訓の様相もある。お人柄がにじみ出ている。好きだ。 しかし一日中家にいると、大概頭もおかしくなる。心と体がかみ合わない。 じっ…

沸々と。

夏の雲がモクモクしている。台風前。 Theピーズの『Theピーズ』というアルバムが聴きたくてタワーレコードに行ってみたが、それだけなかった。 「ビ」ではなく「ピ」の人たちの音楽が、また輝いて見える。 でも無いなら、仕方がないか。 シャツに汗がしみる…

お地蔵さん、まで。

先週撮ったのの残り。

他人の海。

あるテーマを見つけてドキュメンタリーする写真ができたなら、いくらか、その世界を泳いでいくことができるのかもしれない。 しかしそれは自らの海ではない。相手の海だ。相手の海で泳ぐことは、僕にはできない。加えて、その分野を特筆したいという考えも無…

心の旅、ゆらゆら。

予想どうりに物事が進むことは、まず無い。 今日1日だって、今日は休日だけど、この1日だって最終的にはどんな気持ちで終えられるのか、わからない。 ましてや平日の仕事の事となると、思わぬ横道にそれたり、困難に直面したり。頭の中だけで物事は計れない…

空がまた暗くなる、みたいなこと。

くり返しやってれば、また迷う。 それを何度もくり返してきた。 とどのつまり、僕は何もわからないのだな。 本当に何にもわからない。 こんなことなら始めから何もやらなければよかった・・・というと、またそれも違う。 僕はわかったように言うのが、どうも…

夜明け。

今朝、撮った写真。

望むことをやる。

今日は外には出なかった。出たところで、自由気ままな行動もできない。 家で音楽を聴いた。FMラジオで、CDで、レコードで。 平日の忙しい時などは、家でゆっくり音楽を聴いていたいなどと思ったりするが、実際の休日は、それもなかなかできないもの。でも、…

ヤングなマンション。

生きることは面倒だ。夏の暑さが全部を面倒にする。 働くことの全部が、汗でドロドロだ。 夜に入る頃、ボロぞうきんのように家に帰る。 手洗い、うがい、コンタクトレンズをはずし、カバンの中身を片付け、風呂に入って、落ち着いたところでビールを飲んで、…

何とでもどうぞ。

コロナウイルスがなければ、ホテルは存続し、開催中のヴォイスギャラリーでの展覧会はなく、僕の写真は客室の壁に飾られたままだったろう。 改めて日の目を見たのか何なのか、不思議な気分で、他の作家の方々もそれぞれにいろんな思いがあるのではないかしら…

作品、展示中。

長い間、展覧会に関わってこなかった自分だが、ここにきて一度にふたつのグループ展の話が舞い込んだ。 8/15(土)~8/20(木) ヴォイス・ギャラリーにての企画展 『art in transit :THE FINAL』 それと、 8/14(金)~9/6 (日) haku kyoto にて企画展 『ア…

アイ・ガット・マイン。

昨日、同じ店でレコードを探すと、いいのを見つけた。 いや、前と同じだけど、昨日になって良く見えたのかもしれない。 ライ・クーダーのLP『チキン・スキン・ミュージック』をアイ・ガットした。 このアルバムでは六角精児の番組『飲み鉄』で耳なじみ『アイ…

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歌詞のない音楽。

撮っていないので、過去の気になったのから選んで並べてみた。 どれが良いとか悪いとか、とくにない。 そんなものだ。

自発的な行動。

先にupした写真と上の写真は、どちらも今日の午後撮った写真だ。 この5ヶ月、行動範囲は限られて、田舎で撮った以外は、どれも歩ける範囲で撮っている。 外出する前はもう近所はうんざりと思うのだけど、いざ外を歩き出すと、新たな写真を撮ることができるか…

untitled 8/2

人がいなくなった後も、幽霊は化けて出るのか。

人は世界の中心と見るのは良くない、無理がある、そう思うとヒューマンな写真も苦手になった。 もともと自然の中の一部としての人間。 世の中が便利になりすぎて、人はそれ以外のものが見えなくなってしまった。 「便利害」というやつ。 ETVの『ヘウレーカ』…

坂本龍一『Coda』を聴いた。

アナログレコードを求めて中古屋さんに入ったら、特に目ぼしいものはなく、代わりにCDで坂本龍一の『Coda』というアルバムを見つけたので買った。 五百円なり。 大学受験前の高3の頃、『Coda』はカセットテープで聴いていた。受験用の絵を練習しながら、80年…