日な日な余波ははなやか歩く

週1~2回くらいのペースで、ここで写真展をやってます。「繰り返し」と「凡庸」は写真と人生の本質です。

2020-01-01から1年間の記事一覧

凡庸。

外での自由が限られているから、街で撮る機会が減っている。それも考えようだ。 BS1で放送されたキューブリックのドキュメンタリー。 イギリスに移ってからのキューブリック映画は、全て自宅の近くで撮影していたらしい。 ベトナムの戦場も自宅からそう遠く…

用事する。

梅雨の晴れ間の青空を見て出かけようかとも思ったが、家での用事も済ましたい。 それでいて写真も撮らねば、今日を終えられない。 果たして、家で「まとも」な写真が撮れるのか、ふと台所に目をやると、氷の入ったビニール袋。 なんだかわからないが、何か撮…

画が良くないと。

青空の今朝。 久しぶり。明るい朝。夏っぽい。 夜明けに録画してたヒッチコックの『ハリーの災難』をちょっとだけ見たら、画面がとても綺麗で気持ち良かった。 映画はまず画が良くなければ。 片田舎の紅葉の風景の中にハリーの遺体が転がっている。 それが色…

気持ちは、あるけど。

何か文章にしたい、言葉を発したい気持ちはあったのだけど、いやらしさが先立って何を書いてもしっくりこないから、やめにします。 ブルース・リーの「考えるな、感じろ」的なことです。

徘徊は一人でするもの。

徘徊は一人でするもの。ましてや写真を撮るなら自由の身でなくてはならない。 どこをどう歩くのか、回り道や引き返すのは当たり前、他人に気を使っていてはできることもできない。なぜそうなるのかも説明できない。妻ももう今では一緒に歩いてはくれない。当…

きぼう号。

雨が降り続く。仕方がない。 帰宅すると昨日注文したアナログプレーヤーが届いていた。 妻云く配達の人はずぶ濡れだったらしい。申し訳ない。 早速、前のと取り替えてレコードの音の具合を確かめる。 うっとりする。 前のは、音そのものがおかしくなってしま…

庭と、家。

実家の裏の畑の周りに咲く草花。 小綺麗に飾り付けられているわけではなく、自然の流れに任せているところが好きだ。 都市に住む人には味わえない贅沢かもしれない。 土から生えて育つエネルギーとしての植物。 それを、帰省するたびに撮影する。

雨上がり、山。

雨。

今、大雨特別警報が九州南部に出ている。 今朝は4時に起きた。 さっきまで、録画したガンダムを見てた。アニマックスで放送中。 ガルマを騙して仇討ちをするシャア。悪うー。 先週のETVの『こころの時代』は、安彦良和が出ていた。 今、ガンダムを見ていると…

自由な音楽鑑賞。

「聴きたい音楽は自分で選ぶ。Alexaには任せない」という人もたくさんいるはず、世間には。 定番ってどういうこと? って思っている人は、必ずいる。 昭和で云うところのベストテンはあっていいけど、それでは収まらない場所もあっていいでしょ。じゃないと…

フリーソロ。

BSで録画した『フリーソロ』を見る。 命綱なしの手足だけで超絶壁を登る人のドキュメンタリー映画。 まあ、良かったっす。ハラハラしました。 信じられない行為、世界にはどえらい人もいるもんだ。 滑落したら確実に死ぬから、誰にも予告しないで登り始める…

お寂し感。

寂しい人というのは、寂しいのが好きな人でもある。 人といる時間より、寂しさを優先しているのだ。 それを譲ってしまったら自分が自分ではなくなってしまう、その居心地の悪さ。 耐えられない。 おさびし山、というのは『ムーミン』の中に出てきた場所だっ…

無題 ( 2020 . 6 . 21 ) その2

無題 ( 2020 . 6 . 21 ) 

年を重ねるごとに身を引くことが多くなる。 他人との少しの意識の差が、生きてる時間に比例して拡大される。 要らないことは言わないでおこう。 オヤジギャグとは正反対のことだ。 やりたいことが溢れている時と、何にもやりたくない時と、心はコロリと変わ…

雨に濡れても。

雨の日。 雨の写真。 近所を歩いても、まだまだ飽きないでいる。馬鹿か? 馬鹿なのか? マスクをするのを忘れて外に出てしまった。 戻ることもせず、そのままお店に入る。消毒はちゃんとする。 出かけるたびに靴が濡れる。交代で乾かして、違う靴を履く。 梅…

休みの時間はゆっくり考えられるから、楽しい。

楽しいというのが、つまらない。 好きなことをしてる時間は、楽しい。 独りは楽しい。 「人といる=楽しい」とは言えない。 自分の頭の中にある、ありとあらゆる感情は、世界の縮図だ。 人は恐ろしい。 宇宙を知るには、地球を知る。 人を知るには、自分を知…

文句を言うな。

その覚悟はあるの? 耳の痛いセリフ。ズキンとくる。 答え方次第で自分の人生は決まりそうな、嫌な言葉。 しかし自分は、もうそんなに若い人間でもなく、すでに人生は半分以上過ぎている。 なのに覚悟はできているなどと、はっきり言えるのかどうかは、あや…

無題 ( 2020 . 5 . 31 ) その2

無題 ( 2020 . 5 . 31 ) 

無題 ( 2020 . 5 . 25 ) 

草むしり。

些細なことなのに知らないうちに大きくなっていて、頭をぎゅうぎゅうと締めつける。 頭の中がくたびれてしまった。 脳の使い方を考えなければと思い、新しいことを学習している。それは復習と言ってもいい。人は大概のことは知っているのに気づいていないだ…

降っても晴れても、その16。 

岡田史子作品集。その第1巻。 今は亡き、レイハラカミこと原神玲から教えてもらった漫画家の作品集。愛蔵版として全2巻出ている。1992年11月30日初版分。 次は何を読もうかと本棚を当たったら、この2冊が目に止まった。で、寝る前に少しづつ読んでいたら、夢…

降っても晴れても、その14。 

その人の個性というものは、その時代、その場所、その環境で、形作られる。 あとはどうなるのかは人それぞれだが、いずれにせよあんまり無理しない方がいいように思う。 水木しげるの著作に『人生をいじくり回してはいけない』というのがある。 読んだことな…

降っても晴れても、その14。 

TVで他所のいろんな人の苦しい状況を聞かされる。 それを僕が聞いたって仕方がないなあ、と思って、違う種類の番組、または録画した何か、さもなければDVDやTouTube、CDやアナログレコードを見たり聴いたりする。 けっして暇つぶしにならないようにというの…

降っても晴れても、その13。 

映画『万引き家族』はずいぶん前に録画していたのだけど、ずっと見れずにいた。 『誰も知らない』と同じ匂いがしたからだ。子供の生き死にが関わる物語は、親には辛い。 他人事にはなれない。 見て、安心した。 おばあちゃんが死んだその後も物語は続いてて…

降っても晴れても、その12。 

うちのロバート・フランク『アメリカンズ』は、宝島社が発行の日本版。あんまり言われないけど、25年ほど前にはこんなバージョンもあった。 普段では得られないこの方向感覚を失うような「自由な時間」に、映画『万引き家族』を見たら、なかなかの気分を味わ…

降っても晴れても、その12。

ロバート・フランクのノヴァ・スコシアのポツンと一軒家の写真がかっこいい。 静かで何もない時間が、一番創造的な時間、そういうのに惹かれる。 たわいもないことが原動力、そこに人生の時間の中で見えたものが混ざり合って写真になる。 記憶と希望が写る写…

降っても晴れても、その11。 

ロバート・フランク 『 good days quiet 』が届いた。 品切れの一歩手前だったかもしれない。 間に合った感がある。 実物を手にすると、写真集としては小さめだけど、印刷と製本の方法はどこででもあるものではなくて面白い。 僕は普段、印刷機のオペレータ…

降っても晴れても、その11。

考えと行動がかみ合わないと、しんどくなる。 意識が無駄にウロウロする。 そんな日があっても不思議ではない。 万事は良好。 ああ、それにしても、いい天気。

降っても晴れても、その10。 

早寝早起きが年齢を重ねるとともに習慣になって、休みの日の朝などはまだ暗いうちから目が覚めるようになった。 眠たくなれば、後で昼寝できるし。 夜が明けるまでの時間は、だいたい『ラジオ深夜便』を聴いて過ごす。 すると夜中っぽい雰囲気の時間が過ごせ…