日な日な余波ははなやか歩く

週1~2回くらいのペースで、ここで写真展をやってます。「繰り返し」と「凡庸」は写真と人生の本質です。

2022-01-01から1年間の記事一覧

自分の眼。

何のお店か確かめなかったけど、窓ガラスの向こう、干したタオルの横にエゴン・シーレの絵を見つける。 エゴン・シーレは若い頃興味があって、部屋には画集もある。 その本はケースに入ってて。結構高価だった。 今では紙も黄色く変色していることだろうけど…

秋の空に偶然を見る。

夏の終わりの入道雲を撮ったことをきっかけに、空にレンズを向けることが多くなった。 空の模様の濃淡を撮るには、モノクロの方がいい気がする。 光の色に心を奪われた時はカラーで撮るけど、それ以外はモノクロ。 嘘かホントか自分でもわからないけど、「情…

今日のメモリー。

午前1時過ぎに目が覚めて、しばらく布団の中でじっとしてから部屋に行って『オードリーのオールナイトニッポン』のエンディングだけを聴く。 うだうだしながら時間を潰し、午前4時過ぎに家を出る。 だから、あまり寝ていない。 で、これを書いている今が一番…

坂本龍一『未来派野郎』は、33年ぶり。

写真集を販売してます。 shop または、ホホホ座浄土寺店 にて。 実家に残してきたレコード 坂本龍一の『未来派野郎』を京都に持ち帰り、昨日聴いた。 33年ぶり。 当時10代半ばの僕の耳と違って、50歳を過ぎた今の自分の耳には、この音楽は少々うるさく聞こえ…

帰省からの帰省。

お彼岸の帰省。 春以来ぶり。 あんまり帰らないと故郷が意識から遠退いていく。 それは自分のためにもよくない。 家の裏にある畑の写真を撮りながら、今後の生活のことを想う。 日常の日々は忙しく、数年後の生活の準備など遅々として進むはずもなく、先送り…

小津安二郎『東京暮色』は、失敗作ではない。

この前の日曜、録画してた小津安二郎『東京暮色』(1957)を観た。 小津作品の中では異色で、とにかく暗いとは聞いていたから、興味はあった。 が、観るのを先送りしていた。 ふと、映画の冒頭だけでも観ておこうかと思って再生したら、そのまま最後まで観てし…

考えるのが仕事。

台風独特の天気。 唐突に風が吹き、時折雨が降る。 雨粒が細かい。 昨日と同じで、今朝も土砂降りになることもなく、ひとまずの撮影をすることができた。 タオルと傘をカバンから出したり引っ込めたりしながら写真を撮り、夜が明けるまで粘る。 京都市左京区…

台風と南座。

もうすぐ 京都にも台風がやってくる予報だけど、時折吹く風は強めという以外、今朝はまだ変わった様子はない。 午前5時ごろ通り雨が降りはしたが、折り畳み傘を広げて撮影を続けた。 ちょうど祇園を歩いていた。 でも今朝は "The Kyoto" を撮る気力は全くな…

気持ちよさが失われないように。

大竹伸朗 NHK BS ドキュメンタリーからの、冒頭の言葉。 「無責任」に 創作とつながっていることは ことのほか気持ちいい 無目的かつ無意味 無責任であることは 創作の本質とつながっている 手を動かしながら ふとそう思う * 昨日の更新のタイトルを「その…

その人の役割。

写真集を販売してます。 shop または、ホホホ座浄土寺店 にて。 宇宙。 四角く黒い闇の横に並んだ二つの星は、「清明神社」と刻印されている。 ちなみに、この宇宙はSECOMに見守られている。 今朝、撮影した1カットめである。 なんでもないものが、自分には…

ETV特集の「消滅集落の家族」を見る。

録画してた ETV特集『消滅集落の家族』を、さっき見終わった。 * どんな人が、どうやって、暮らしているのか。 どんな人ならば、それは可能なのか、僕の関心はまず、そこにあった。 でも、本当にそれは可能なのか? という疑問は、実際のところ、よくわから…

生きるのは、不安定。

昨日、4回目めのワクチン接種。 だから今も身体のあちこちが痛い。 けど、発熱はなし。 今朝は4時過ぎに家を出て、久しぶりに京阪電車・出町柳から5時ちょうどの始発に乗る。 七条駅を過ぎて電車が地上に出ると、すでに空が明るい。 少し慌てる。 「東福寺」…

今日も人生最後の日。

写真集は shop または、ホホホ座浄土寺店店頭にて、発売中です。 起床は、午前4時29分。 寝坊。 歯を磨いて着替えて外に出ると、空が少し明るい。 急ぐつもりはもうなかったけど、撮影を近場で済ましとくのも嫌だったので、普通に南に向かって歩いた。 ゴー…

良いタイトルが思いつかない。

休日の度に撮っている、ここでupしたり、しなかったりの写真の中から、一掴みの写真を選んでシリーズの構成をする、というのが僕の作業の大筋になる。 そんなものを撮ってどうなる? などと後のことは考えずに、その瞬間の視覚的興味に引っかかったものをど…

どこに行くのも面倒くさい。

午後。 カラス。 逃げないカラス。 最近、撮ってて、猫も逃げない。 「にゃんだ、写真かあ」って、もう一回、寝たりする。 「天一」でラーメンと餃子。 その後、雨ふり。 けっこう強めで、足がズブズブ。 すかさずカメラを取り出す。 どうしたら雨が雨らしく…

考える、の繰り返し。

BSで、『最後の講義』の柄本明編。 この人が話す演技のことは、田舎に暮らす人にも理解できる。 都会に住む「その筋の人」にだけ通じない話とは違う。 だから役者ではない人が見ても面白い。 むしろ根本的なことだと思う。 講義の中で出てくる掘り投げて床に…

自由にやって好し。

夜中0時ごろに目が覚めて、そこからほとんど眠れずだったけど、体の調子は悪くない。めまいもナシ。 『霜降り明星のオールナイトニッポン』をぼんやり聞いて、ついで『三四郎のオールナイトニッポン』の冒頭を聞いたところで家を出る。 家を出てしばらくして…

また夏が通り過ぎる。

shop、または 『ホホホ座浄土寺店』にて、写真集発売中です。 京都大学、時計台。 案外、撮ったことがなかった。 自分の場合、観光案内ではなく、そのニュアンスだけが写ればいいので、こういう感じの写りで良しとする。 今朝はめまいもないけど、なんか面倒…

今日も川は流れる。

夜明けの時間の撮影を一旦停止すると、再び動きだすのは、やっぱり大変だった。疲れ癖が出て動きたくないし、あとで後悔するのを想像して無理して動いてみたら、かるいめまいでフラついたりする。 家族が眠る灯りの消えた暗い家の中を静かに歩くと、メニエー…

今朝も撮影は休み。写真集が『ホホホ座』にて販売。『ランゲルハンス島の午後』再び。

『オードリーのオールナイトニッポン』のあと、靴下を取りに真っ暗の部屋を歩いたら、めまいが起きて吐き気をもよおす。 いつもの「メニエール症候群」である。 本格的なメニエール病には至ってはないのだが、症候群ではあると、以前にお医者さんに言われた…

休みの倦怠。

shopは、こちら。 今日からお盆休み、 だけど、 故郷、つまり実家にはコロナ事情により、今回は帰省しないで過ごすことにする。 その1日めの今朝は、日頃の疲れが溜まり、撮影も休みにした。 会社が休みで、撮影も休み。 ホントの休み。 それでもこの暑さで…

撮ることに意味がある。

shopは、こちら。 8月11日。今日は「山の日」で休み。 暑くて午前1時には目を覚ます。 今夜のオールナイトニッポンは、『東京03』だったけど、3人の人が話すと深夜感があんまり感じられないので(1人か2人の会話が好み)聞くのはやめにして、YouTubeで大竹伸…

夏の夜、溶けだす時間。夜明けの旅路。

shopは、こちら。 商品を追加しました。 よろしくお願い申し上げます。 『オードリーのオールナイトニッポン』の放送終了と同時に家を出る。 午前3時。 出てまもなくのところを歩いていると、後ろでバタッと人が転ぶ音がする。見ると道路の向こうで10代の男…

夏の午後。雲、鴨、水の流れ。

昨日午後、あまりの暑さにローソンにて「あずきバー」(カッチカチやで!)を食した後、冷泉通り沿いの夷川に差しかかると、ダム放水中。 そしてその先の舟留では鴨がふわふわ泳いでいる。 色が好きなので僕は鴨を好んで撮る。 背景の淡い緑の水面も良い。 …

遠くへ行ってしまいたい。

shopは、こちら。 比較的、近所な「松崎」。 大通りは通るけど、中の方の街景色は知らなかった。♪知〜らないま〜ちを 歩いてみた〜い♪ という心が湧いてくる。 蜩(ひぐらし)の声が聞こえて、夏の思い出が蘇る。 瞬間、自分が死んだら、この思い出も消えて無…

身体が生みだす言葉。

shopは、こちら。 現代美術の印象が、大竹伸朗氏によって変わった。 「無目的」に、共感ができるのだ。 無目的かつ無意味・無責任に身体から生み出される「創作」行為。 言葉で表すことが出来ないから、「創作」する。 他にやるべきことなんて見つからない、…

偉大な冒険

shopは、こちら。 今朝は比較的、涼しかった気がする。 17,506歩を歩いたけど、さほど汗をかかなかった。 空気がカラッとしている。 東大路通り・清水から京都女子大を通りぬけ、今熊野の辺りまでを中心に撮影する。 まだまだ知らないところがあるものだ。 …

ひとりからしか生まれない。

shopは、こちら。 他人が見ても一眼で理解してもらえるような、安全なことだけをやっていても仕方がない。 それだけでは治まりがつかないことは自分が一番わかっているのだから、不満があるなら自分でなんとかするしかない。 他でごまかす事が出来ないのなら…

BRIAN ENO ANBIENT KYOTO を、見る。

shopは、こちら。 昨日チケット予約して、今朝10時に BRIAN ENO ANBIENT KYOTO を見に行く。 見に行ったのだけど写真は1枚も撮ってないので、ここでは見せれるものはありません。 作品を見てすぐに出る言葉としては、肯定的に「意味がない」ものを見たのは久…

祇園祭で何が写るか?

shopは、こちら。 午前3時に家を出て、徒歩で午前4時すぎに四条河原町に到着。 祇園祭による鉾のある風景とその周辺が、今朝の撮影の対象。 今現在撮っている街の風景シリーズのバリエーション欲しさに足を運んでみた。 僕自身、祇園祭自体にはあまり興味は…